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老化する卵子

pregnancy.jpg今週、NHKの情報番組を発端に、ネットで騒然となった話題「卵子が"老化"する」という事実。みなさんも驚いたでしょうか?今更と感じたでしょうか?

年齢を重ねるほどに妊娠しにくいという事実は、特に高齢のアラフォー世代にとっての婚活にさらに不利になります。

人の卵子は35歳頃を境に妊娠しにくくなってしまうそうです。卵子自体が母胎の老化を受けて変質、つまり老化するからだそうです。

しかし、確かに言われてみれば、これまででも高齢出産に対する認識は共通のものだったと思います。ダウン症候群など先天的な障害を持つ子供が生まれるリスクが母胎の年齢により増加するというのは、以前から医学的にも認められていたことですし、それに子供が欲しいからという理由で婚活がうまく行かなかったというアラフォー世代の経験談も最近の話ではありません。

女性であっても、男性であっても、高齢になるほど出産が厳しくなるというのは、承知の事実だったはず。

それでもショックを隠せない女性がいるのは、卵子という女性であるアイデンティティの根源とも言える存在が、間違いなく老化しているという事実を受け入れることに抵抗があるからではないでしょうか?

自分が年年老化しているとわかっていても、改めて閉経を迎えると、さらに突き放されたような、女であることを否定されたような気持ちになってしまう…そんな切なさに似ています。

最近は40代でも20代に決して負けない美しさを誇る魔女のように美しい女性がたくさんいます。見た目はどれだけ維持できても、女としての中身は維持できない。そんな事実を突きつけられたからかもしれません。

子供が欲しいなら、もっと早くに婚活を始めるべきだったという一方で、わかっていても、仕事と家庭、どうやって両立すべきかわからないと答える女性もたくさんいます。この老化する卵子は、女性のデリケートな感情だけでなく、組織が意識して取り組まなければならない少子化という一面も抱えています。

これを機に、真剣に議論すべき問題がたくさん内用されているように感じます。

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