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インドの少女が集団結婚 - 売春を避けるため

12032602india.jpg国内でも、地方へ行くと、いまでも結婚がその地域の古いしきたりに則って行われていることがあります。その際、どちらかといえば、個人の願望が無視されていることも少なくありません。

こういった習慣というのは、世界的に見ても年々少なくなる傾向があるようです。やはり生活が向上するにつれ、個人を尊重する姿勢というものができてくるからなのでしょう。

最近の日本でも、なかなか耳にできない話題がインドで起こっています。グジャラート州のバディアという村は、女性が性労働に勤め、男性がその斡旋をすることで存続してきた有名な地方だそうです。

売春業は世界最古の職業だと言われていますが、実際には誇りとは言い難い、本人も望まざる仕事となっていることが大半です。性を売ることには陰がつきまといます。人間性、精神的な健康という点でも、決して優れているとは言い難いものでしょう。

この選択の余地のない望まざる職を避けるために、バディアの村の少女たちが、集団結婚に乗り出しました。彼女の母親たちも、売春業に就いてきた女性たち。このままでは、彼女たちも同じ道を辿ることになりますが、結婚か婚約をした女性は売春を強要されなくなるという習慣を利用して、仕事を始める前から結婚することにしたのです。

実際には、このバディアの村の女性と結婚したがる男性は今までいませんでしたが、社会的に取り残された小村などの支援活動を行う非営利団体「VSSM」が集団結婚式の企画の支援をしたそうです。

ただし、式の当日、3件の婚約についてはやはり相手の少年たちが姿を現さなかったために中止になったんだとか。

まだまだ長い道のりが残るバディアの少女たちの戦いですが、彼女たちが幸せな結婚にたどり着き、望まない職に就かずに済むことを祈るばかりです。

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