ベトナム最高齢夫婦に学ぶ夫婦のあり方
婚活する限り、目下の目標は結婚ですが、そこは決してゴールではありません。結婚する限り、その先にはずっと生涯寄り添うことができるよいパートナーとの幸せな人生があるはずです。
こんな夫婦になりたいと思えるベトナム最高齢夫婦を紹介します。
今年ベトナムの美根巣ブックセンターで、ホーチミン市のLacさんとその妻Lanhさんがベトナム最高齢夫婦と認定されました。夫Lacさんは110歳！妻のLanhさんは106歳！日本でも以前に双子で100歳を超えた金さん銀さんが取り沙汰されましたが、夫婦で、しかも男性の100歳以上はかなり珍しいですよね。
この２人の長寿の秘訣に、愛があることは間違いありません。
4人の子供に孫もいますが、今でも歳をとった夫の世話をするのは妻のLanhさん。そんなLanhさんは、子供や孫たちに自分の世話より愛する夫の世話をしてやってくれと頼むのだそうです。
4人の子供に恵まれた夫婦はもともと異色のカップルだったそうです。街で美人と有名なLanhさんに対して、Lacさんは色黒で、貧しい家に育ちました。しかしLanhさんはLacさんの見た目ではなく、人としての中身に惚れたそうです。
下の兄弟の世話に追われ、恋愛らしい恋愛もしたことがないLacさんは、それでも器用で、農業から漁業、薬作りまで抜きん出た生活力があり、フランス語に精通し、漢字の知識もある天才肌。父親を早くに亡くした不遇をものともせず弟たちの世話をする優しさにLanhさんは心底惹かれていったそう。
Lacさんは貧しい家に嫁いでもせっせと働いてくれたLanhさんに感謝しており、だからこそ今日まで生きることができたのだろうと話します。
夫婦は視力が低下し、足腰も立たなくなり、車いす生活。それでも起きるとお互いのことを気にかけ、一緒に軒先に並んで日向ぼっこするのが習慣なのだそうです。
年老いてもお互いを気遣い続けるこの夫婦愛。こんな関係を築ける人生を送れたら、他にもう何も要りませんよね。